阿久津貴志私的公式ブログ|国士無双語録

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「三人のレンガ職人と三人のサッカー監督」

2017年12月1日22:31:00/カテゴリー:Private

田畑さんのブログはいつ見ても面白い。
 
揺るぎない信念
 
それは今までの経験から培われたものに違いない。
 
まだまだ青二才ですが、もっともっと経験して積み上げます。
 
 
 
以下、「DENS BLOG」より
 
「三人のレンガ職人と三人のサッカー監督」
 
世界中をまわっている旅人が、ある町外れの一本道を歩いていると、一人の男が道の脇で難しい顔をしてレンガを積んでいた。旅人はその男のそばに立ち止まって、「ここでいったい何をしているのですか?」と尋ねた。
 
「何って、見ればわかるだろう。レンガ積みに決まっているだろ。朝から晩まで、俺はここでレンガを積まなきゃいけないのさ。あんた達にはわからないだろうけど、暑い日も寒い日も、風の強い日も、日がな一日レンガ積みさ。腰は痛くなるし、手はこのとおり」男は自らのひび割れた汚れた両手を差し出して見せた。
 
「なんで、こんなことばかりしなければならないのか、まったくついてないね。もっと気楽にやっている奴らがいっぱいいるというのに・・・」「大変ですね」
旅人は、その男に慰めの言葉を残して、歩き続けた。
 
もう少し歩くと、一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会った。先ほどの男のように、辛そうには見えなかった。旅人は尋ねた。「ここでいったい何をしているのですか?」
「俺はね、ここで大きな壁を作っているんだよ。これが俺の仕事でね。」「大変ですね」
 
「なんてことはないよ。この仕事のおかげで俺は家族を養っていけるんだ。ここでは、家族を養っていく仕事を見つけるのが大変なんだ。俺なんて、ここでこうやって仕事があるから家族全員が食べいくことに困らない。大変だなんていっていたら、バチがあたるよ」
 
また、もう少し歩くと、別の男が活き活きと楽しそうにレンガを積んでいるのに出くわした。
「ここでいったい何をしているのですか?」
 
旅人は興味深く尋ねた。
 
「ああ、俺達のことかい?俺たちは、歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ!」
「大変ですね」
「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだぜ!素晴らしいだろう!」
 
~イソップ童話~三人のレンガ職人より~
 
目的意識なき職人、
生活費を稼ぐ目的の職人、
世に残る事業、世間に貢献することが目的の職人
毎日同じ仕事をしていてもこれだけ人によって生きる意識が違う。
 
サッカーの世界も、ビジネスの世界も同様てあろう。
 
ジュニアのサッカークラブを見て廻っている男が、ある街のクラブのグランドに立ち寄ると、監督らしき男がポケットに手を入れて怖い顔をして子供達を怒鳴り続けていた。
その男はその監督らしき男のそばに立ち止まって、「ここでいったい何をしているのですか?」と尋ねた。
 
「何って、見ればわかるだろう。大会で優勝するために決まっているだろ。毎日、俺はこの子達を勝たせるために教えているのに、こいつらやる気が感じられないんだよ。あんたにはわからないだろうけど、イライラの毎日なんだよ。優勝でもすればうちのクラブに上手い子も増えるんだけどな」
「なんで、こんなことばかりしなければならないのか、まったくついてないね。もっと適当に教えて簡単に優勝しているクラブがいっぱいあるというのに・・・」
男は、その男に慰めの言葉を残して、歩き続けた。
 
隣の町に行くと、子供達を教えている別の監督に出会った。先ほどの監督のように、偉そうにも辛そうにも見えなかった。
その男は尋ねた。「ここでいったい何をしているのですか?」
「俺はね、ここで子供達にサッカーを教えているんだ。まぁーボールの蹴り方とか戦術とかだね。これが俺の仕事でね」
「大変ですね」
「なんてことはないよ。このクラブの会費のおかげで俺は生活しているからね。俺なんて、ここでこうやって仕事があるから困らない。選手達は俺の大事なお客さんだよ(笑)。嫌われてクラブ辞められたら俺の生活費減るからね。だから親や子供達から嫌われないようにするだけさ」
旅人は、男に励ましの言葉を残して、歩き続けた。
 
また、隣の町に行くと、別の監督らしき男が活き活きと楽しそうにグランドにいるのに出くわした。
「ここでいったい何をしているのですか?」
男は興味深く尋ねた。
「ああ、俺のことかい?俺は、子供達がサッカーを通じて、試行錯誤しながら判断する力を養って、自分で人生を楽しめる大人になって欲しいと思っているんだ。もちろん簡単なことじゃないよ。第一今結果でないから親達は俺に託せる覚悟があるかどうかだけだからね.(笑)日々真剣勝負だよ。それでも信じている。そんな子供達が世界のビッククラブの主力になる選手になると考えている。ビジネスでも日本はもちろん世界でも活躍できる大人になれると確信しているんだ」「だから自分自身も日々研究勉強している」
「大変ですね」
「とんでもない。こんな山からでも、世界で活躍できる事が証明されたら、俺と同じように挑戦している人達やエリートでない子供達に勇気と夢を与えられると思う!素晴らしいと思わないかい!」
男は、その監督にお礼の言葉を残して、また元気いっぱいに次なるクラブを求めて歩き出した。
 
~アソップ童話~三人のサッカー監督より~


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名前:
阿久津貴志
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1975年9月28日
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神奈川県
所属:
湘南ベルマーレフットサルクラブ・吉本興業東京NSC7期生

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